2019年2月よりディープレイスでは学習サポート教室を開校することになりました。なぜ放課後等デイサービスと併用して学習サポート教室を行うのか、それにはディープレイスの目指す意味がしっかりと存在します。
発達障害グレーゾーンの子どもたちも支援する
最も大きい理由の一つは「発達障害グレーゾーン」の子どもたちを支援することです。いわゆる凸凹や特性があるけれども、障害とまでは判定されず、しかし生きづらさや苦しさを持っている子どもたちが存在します。
現在のところ、放課後等デイサービスでは受給者証を持つ子供しか利用ができませんので、グレーゾーンの子どもの場合、受給者証が出ないこともあります。そのため、支援が必要な子どもたちにもかかわらず、適切な支援が受けられないのが現状です。
そこで、ディープレイスでは有料ではありますが、放課後等デイサービスと同じようなサービスを開始しました。「学習サポート教室」では、支援を受けながら学習したり、プログラミングを学べたりすることができます。もちろん科学実験イベントやクッキングイベントなど、様々なイベントにも参加いただけます。
学習サポート教室を行う理由は発達障害グレーゾーンの子どもにも支援したい、そんなスタッフ一同の強い思いの下にオープンしました。
発達障害グレーゾーンの子どもたちの現状とは
さて、発達障害グレーゾーンの子どもたちは現状、どのような支援を受けられるのでしょうか?実は放課後等デイサービスのような直接的な支援ではないにせよ、子育て支援センターを始めとする自治体の機関では、相談を受け付けています。相談をするだけでも少しは楽になりますので、ぜひご相談されてください。
また発達障害グレーゾーンの子どもたちを受け入れてくれる塾も存在します。例えば「アットスクール」や「あすはな先生」などは、発達障害グレーゾーンの子どもたちも対象に、 ディープレイスと同じように支援を行ってくれます。
ただどうしてもお金がかかるという点だけは避けられないでしょう。福祉であれば受給者証で国民健康保険から放課後等デイサービスや児童発達支援のサービスを受けることができます。しかし発達障害グレーゾーンの子どもたちは福祉の外になるので、どうしてもお金がかかる有料サービスになってしまいます。
ディープレイスでも金銭面が悩みのタネになっています。なにか良い方法があればお知恵を貸していただけますと幸いです。
ディープレイスが考える必要なグレーゾーンの子どもへの支援とは?
大阪市だけでも数百の放課後等デイサービスがあり、支援内容や考え方なども十人十色になっています。そんな中でディープレイスが考える必要な支援とは何でしょうか?実は放課後等デイサービスを利用する子ども、学習サポート教室を利用する子ども、両方ともに目指すべきゴールは同じだと考えています。
それは将来、大人になったときに明るく楽しく、幸せに過ごすための支援を行うことです。
自分が自信をもって、楽しく生きるために小学生・中学生・高校生の時にどういったことをすればいいのか?それぞれの子どもによって違う支援を行っていく事が大事ではないかと考えています。勉強だけしていてもダメですし、パソコン・プログラミングだけでも足りないでしょう。
様々な活動を通し、子どもたちの成長を手助けするのがディープレイスの支援だと考えています。あくまで将来のおとなになった時を人生の中間ゴールととらえて、そのために必要な支援を行っていきたいと思います。