ピアサポート活動従事者として福祉業界で働いてみませんか?

就労支援事業所ディープレイスの就労移行では、「ピアサポート活動従事者」として働くということを提案しています。ピアサポート活動従事者とは一体なんなのか?そしてなぜピアサポート活動従事者として働くことをディープレイスが提案しているのでしょうか。

あなたの障害が長所・強みになります。~ピアサポート活動従事者として福祉人材を育成

ピアサポート活動従事者とは何か

まずそもそもピアサポート活動従事者とはどういった方を指すのでしょうか。厚生労働省が発表した平成27年度障害者支援状況等調査研究事業報告書で、みずほ情報総研株式会社がとりまとめた「障害福祉サービス事業所等におけるピアサポート活動状況調査」によりますと、下記のような定義がなされています。

本調査におけるピアサポートの定義は以下の通り

・同じ課題や環境を体験する人同士が、対等な関係性の仲間(ピア)で支え合うことであり、「障害のある人」が「障害のある人」を支援する業務や活動を行うこと(面接や同行に加え、その支援に必要な書類作成等の業務も含む)。
・ただし、障害者の家族が障害者あるいは障害者の家族への支援活動をすることや、障害者自身が自助グループとしての当事者活動に参加することについては、本調査の対象には含めない。

つまり横の関係性・対等な関係性の仲間で支え合いながら、支援業務や活動を行う職員・従業員、それがピアサポート活動従事者と言っていいかと思います。ピアサポート活動従事者は就労移行支援事業所や放課後等デイサービス、その他あらゆる障害福祉サービス事業所で従業員として働くことが期待されています。

ピアサポート活動従事者だからできること

今までは「障害のある人が障害のある人を業務として支援する」ことは特に言われてきませんでした。職員が上で利用者はしたという「縦の関係」が当たり前でした。しかし現在、ピアサポート活動従事者として「横の関係」が求められているのはいくつか理由があります。

ピアサポート活動従事者の支援により利用者に与えるプラスの効果の期待度と実際の効果

同じく「障害福祉サービス事業所等におけるピアサポート活動状況調査」から抜き出したものです。ピアサポート活動従事者の支援があることで、利用者にどのようなプラスの効果を与えるかをグラフにしたものです。

ピアサポート活動従事者の支援により利用者に与えるプラスの効果の期待度と実際の効果

経験者だからこそ気持ちの寄り添った言葉がかけられる、利用者の不安が解消される、回復のモデルになるなどがあります。様々な効果が期待され、そして実際に効果があったと回答されています。

ピアサポート活動従事者の支援により事業所の他の職員に与えるプラスの効果の期待度と実際の効果

また、影響を与えるのは利用者に対してだけではありません。事業所で働く他の職員に対しても、プラスの効果を与えるとされています。

ピアサポート活動従事者の支援により事業所の他の職員に与えるプラスの効果の期待度と実際の効果

障害特性への理解が深まる、障害者の可能性を感じられるようになる、利用者の細かなニーズ・情報収集ができるようになるなどのプラスの効果が期待され、実際に効果があったとされています。

このように多くの障害福祉サービス事業所でピアサポート活動従事者が職員として働くことが、非常に効果的であるということが統計からもわかります。多くの障害のある方々が障害福祉サービスの現場で働くようになれば、障害福祉サービス全体のレベルアップにつながると考えているからこそ、ディープレイスでは就労移行支援の一つのカリキュラムとして、ご提案しています。

福祉業界は人手不足のため就職しやすい

また、福祉人材としての就職をご提案している理由の一つに「福祉業界は人手不足である」という点があります。人手不足で職員がほしいという事業所は障害福祉サービスでは本当に多くあります(ディープレイスでも一緒に働く仲間を募集しています)。それこそ年齢が多少高くても、採用してくれるところだってあるくらいです。

就労移行の現場で最も人気のある職種・業種といえば「事務員」ではないでしょうか。これは障害のある方だけでなく、健常の人たちも事務員が最も人気なのです。東京ハローワークの「職業別有効求人・求職状況」で2018年8月の統計が出ていますが、事務的職業の有効求人と求職状況(一般常用)は下記の通りです。

求人25,361件:求職者43,743人(有効求人倍率0.58倍)

有効求人倍率0.58倍ということは、100人の応募に対して58人分の求人しか出ていないということになります。これは一般求人ですが、これだけの方が事務職を目指しているにもかかわらず事務職の求人は少ないのです。バブル期以来の人手不足と言われている現在でも、事務職になるのはすごく難しく、ハードルが高いのです。

逆に福祉業界はどうなのか?といえば、下記の通りです。

  • 介護サービスの職業…求人13,970件:求職者2,064人(有効求人倍率6.77倍)
  • 保険医療サービス…求人1,259件:求職者479人(有効求人倍率2.63倍)

事務職とは違い、有効求人倍率が1を超えています。介護サービスの場合は100人の求職者に対して677人分の求人が、保健医療サービスの場合は100人の求職者に対して263人分の求人が出ています。ピアサポート活動従事者は福祉業界の現場で求められており、かつ就職の競争が激しくないという状況なのです。

もちろん「福祉は嫌だ」という方もいらっしゃるかと思います。嫌だと思う業種・職種に就職する必要はありません。最も重要なことは「自分にあった職業」に就くことですから、無理やり福祉業界に就職しないほうが良いでしょう。活動従事者として福祉業界に就職するというのはディープレイスからの一つのご提案であり、強制ではございません

後輩ができたときの対応をどうするか

先日参加した大阪ベンチャー研究会というセミナー・勉強会で登壇された株式会社Lean on meの志村さんが「障害者求人で就職した方が、長く働けば必ず後輩ができます。その際にどのように接したらいいのか、迷いや不安を解消するためにもeラーニングでの研修が効果的なのです」と言った趣旨のお話をされていました。

この「障害を持つ後輩への接し方」というのはピアサポート活動従事者としての訓練でも、役立つのではないか?と思います。障害のある方は合理的配慮を受ける側ではありますが、就労の現場では合理的配慮を受ける側であり、かつ合理的配慮を行う側にもなりうるからです。福祉事業所の中であれば、配慮してもらえますが、就職すれば配慮してもらいつつ、同時に配慮する側にもなりえます。

このあたりの「後輩との接し方」というのはどのようにすればいいのでしょうか。一般的に就労系の障害福祉サービスではご自身の障害について知るというトレーニングは行われています。しかし広く一般的に発達障害や精神障害の特性に関する座学や訓練を利用者の方には行っていないかと思われます。ディープレイスではピアサポート活動従事者とならなくても、そのような障害特性に関する座学に参加することが可能です。

就労し、定着した後のことではありますが、学んでおいて損はないでしょう。

障害福祉施設で合理的配慮を受けながら就労を

ピアサポート活動従事者とはどのようなものか、そして障害福祉の現場で求められること、効果などについてご紹介しました。ディープレイスの就労移行支援ではピアサポート活動従事者として福祉人材になることを一つのご提案とさせていただております。

障害福祉事業所であれば、発達障害や精神障害の方への理解も一般企業よりもありますから配慮も受けやすいでしょう。そして障害者雇用を促進していこうとしていますから、障害者雇用への理解も深いです。ぜひ一つの道としてピアサポート活動従事者としての障害福祉サービス事業所への就労を考えてみてはいかがでしょうか?

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