発達障害とプログラミング~放課後等デイサービスで学ぶということ~

「発達障害の方はプログラマー・システムエンジニアが向いている」ということを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。プログラマーやSE(システムエンジニア)が発達障害の方でもできる簡単な仕事というわけではなく、あくまで発達障害の特性をマイナスではなくプラスに捉えてもらえる可能性が高い、という意味だと思われます。

就労支援事業所ディープレイスでも実は発達障害の方はプログラミングに向いている部分があるのではないか?と思っています。さらに言えば、それを実体験で学んでいることも大きな理由です。なぜIT・WEBスキル、プログラミングに放課後等デイサービス・就労移行支援でもこだわっているのか?について書きます。

発達障害とプログラミング

プログラミングが楽しいと思うことが大前提

まず最初に、ADHDでもASDでもLDでも、誰でも彼でもプログラミングが向いているというわけではありません。これは大前提として抑えて置かなければなりません。健常者でもプログラミングが得意な人もいれば、パソコン自体触りたくもないという人もいます、それと同じです。

あくまで発達障害の中でも、プログラミングやロボットが好きという前提ですが、それでも発達障害の方は向いていると考えています。例えば下記のような特性はパソコン・プログラミングやWEB系の仕事に向いていると言えます。

  1. 周りの空気を読むのが苦手、対人コミュニケーションが苦手
  2. 落ち着きがなく、注意が散漫になる
  3. 視覚優位で耳から入る情報を理解しづらい

プログラミングやパソコン・インターネットが好きな方はぜひチャレンジしてみてほしいと思っています。

空気が読めない⇒読まなくていい

まず1つ目の空気を読むのが苦手な特性ですが、これはプログラマーに向いていると言うよりも、プログラマーとしてやっていくためにあまり邪魔にならないと思ってもらうと良いでしょう。

例えばプログラミングを実際に行う際、プロジェクトマネージャーや先輩システムエンジニアから指示を受けてパソコンに向かってプログラミングします。休憩時間も周りの人と一緒にタバコを吸いに行くとか、一緒にランチに行くというようなことはさほど多くありません。むしろ一人でスマートフォンでゲームをするような人も多くいます(職域が上がり、マネジメントが求められるような立場は例外ですが)。

つまり他の業種に比べると、コミュニケーションをとる回数や頻度が低いということです。例えば営業や事務職だとわからないことがあると、先輩や上司に「これってどういうことですか?」と聞きに行きますよね?しかしIT業界では先輩や他の社員に聞くよりも「ググレ」と言われます。自分自身でGoogleで検索し、答えを見つけろということです。「ググる能力」はプログラマーやIT・WEB業界で働く上で最も重要な能力と言っても過言ではありません。

実際、検索をしてみると驚くほどにプログラミングやコーディングの事例が乗っています。みんな同じようなところでつまづき、それをブログやその他の方法で公開しているのです。そうしてみんながノウハウやスキルを共有することで、成長していくのがIT・WEBの業界です。ですので、人とのコミュニケーションもゼロではありませんが、それ以上にGoogleでの検索能力の方が重要、というわけです

普段からGoogle検索を良くしている人もまた、発達障害であってもプログラマーに向いていると私は考えています。

注意力散漫⇒成果物こそがすべて

2つ目はいわゆるADHDの特性ですね。注意力が散漫になって集中できない、いろいろなことが気になってしまうという傾向で、場合によってはその反動で過集中に陥ることもあります。注意力が発揮されたりなくなったりすることは仕事である程度コントロールする必要は当然あります。

実は私の知人にはADHDでありながら、IT業界で仕事をされている人がいます。大人になってから発達障害の診断を受けて、相当ショックだったそうです。ただ「だから自分は会社で働くのが苦手だったのか」と理由がはっきりしたというのもおっしゃっていました。しかしそれでも今は自分でITの仕事を受注しつつ、生活されておられます。

さて、ではなぜADHDの方は知人をはじめとしてIT・WEB業界で生きていけるのか?といえば、それは業界的に成果物を出せば問題ない、という意識が強いからだと思います。つまり、プログラミングやコーディングでシステムが動く、ウェブサイトが完成して動く、ということができてれば誰が作っていても問題ない、ということです。例えばアメリカではウェブサイト制作にインドのバンガロールでプログラミングさせることも多々ありますが、問題はまったくありません。

ADHDでなかなか集中できないときであっても、ちゃんと成果物を完成させて納める、これができればよいのです。障害の有る無しも関係ないし、男女も国籍も年齢も関係ありません。IT・WEBの業界はそういった意味では公平だと言えます。もちろん成果物を出す納期がありますから、その納期までに間に合わせるということは特性と折り合いながら身につけなければなりませんが。

ずっと注意力が必要とか、朝に作業しなければならないということもありません。夜型の方も多くいます。働き方に自由があるというのも、ITやプログラミングが向いている点の一つです。

注意力がなくても、IT業界は自由に働けます。

視覚優位⇒パソコンで情報収集が一番大事

3つ目に発達障害の特性でよく見られる、視覚優位というものがあります。視覚優位で耳から入ってくる情報はうまく整理できず理解できないという方がいらっしゃいます。こういう場合はプログラミングやWEBサイト制作だけでなく、文書作成なども向いているといえます。

上記でも説明しておりますが、プログラミング・コーディングを行う上で最も大事なことは「ググる」ことです。インターネットで検索し、目で見て探します。そしてその情報を自分自身で試して行くのです。その際必要なものはほとんど視覚優位であれば、問題なく進めることができます。

「でも発達障害では視覚優位だけでなく、聴覚優位の人もいるじゃないか」という声もあります。それもある程度カバーすることが可能です。一つが音声で学ぶことができるという点です。動画の音声だけを何度も繰り返し聞くことで理解する方法もあります。有名なところではドットインストールなどは無料で利用可能なプログラミング学習サイトです。

視覚優位でも十分やっていくための方法を探ることができるのがプログラミング・コーディングなのです。

障害福祉サービスを利用する意味

「発達障害がプログラミング・コーディングに向いているのはわかった。でも、就労移行支援や放課後等デイサービスを使わないといけないの?」という疑問もあると思います。

もちろん一人で勉強することもできます。かく言う私は独学でホームページ制作やウェブマーケティングを学びました。しかし、ある一定のレベルを超えるときには外部の方々の力を借りなければわからないことも多いのです。ウェブサイト制作もリスティング広告もSNSマーケティングも、全て外部のセミナーや取引先・協力してくれる方々のおかげで、よりレベルの高いものを学ぶことができました。

つまり独学の勉強が行き詰まったときには、就労支援事業所ディープレイスのようにIT・WEB業界での経験がある支援員がいる施設に行くことは、自分自身のレベルアップになるのです。そしてIT・WEB業界でのつながりもありますから、そこから就労につなげていくための支援も可能なのです。まさに就労支援事業所ディープレイスが放課後等デイサービスで、プログラミングの基本を教えているのは、就労につながるためです。

一人で就労をすることも可能です。しかし障害者枠での求人、就職は圧倒的に障害福祉サービスを利用したほうが、有利になるのは間違いないでしょう。

まとめ:プログラミングへのチャレンジを応援します

プログラミングが学べる放課後等デイサービス

以上、ご説明したことをまとめると下記のようになります。

  • 空気が読めなくても、空気を読む回数が少ないからプログラミングは精神的に楽
  • 注意欠陥でも、成果物さえ作ってしまえば評価されるのがIT・WEB業界
  • 検索力が一番大事なので、視覚優位は逆に強みに

もしよろしければ、放課後等デイサービスもしくは就労移行支援サービスでプログラミングにチャレンジしてみませんか?就労支援事業所ディープレイスは皆さんのチャレンジを応援してます。

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