不登校や学校へ行きづらいお子さんのご家庭でのサポートについて

ディープレイスの放課後等デイサービスでも、学校へ行きづらい・学校での悩みがあるというお子さんについてのお悩みを相談されることが多くなってきました。今回はご家庭でどのようなサポートをすればよいのかについて、参考になるのではないか?という内容をご紹介させていただきます。

不登校を経験し、実際に不登校支援の経験のあるスタッフが中心となって、一緒に接し方・声かけの歩法など、どうすれば良いのかわからない部分も多いとは思いますが、保護者の方々のお悩みについてもディープレイスと一緒に考えていきましょう。

不登校支援について1

そもそも不登校の原因って?どうして不登校になるの?

お子さんが学校にいかなくなる理由は様々ですが、主に下記のような可能性が高いのではないでしょうか。

  • 先生や友達、先輩・後輩などの「人間関係でのトラブル」
  • 学習・勉強・体育・クラブなどの「活動面でのしんどさ・つらさ・苦しさ」
  • 朝がつらく、気力がわかない
  • 学校へ行くという感覚が存在しない
  • 発達障害の特性などにより、学校に行きづらい
  • 家庭などの環境が安定しなくなり、気持ちが不安定になっている

上記は一例で他にも様々な原因がありますが、「不登校」という形になるまでには様々な過程があります。その不登校になるまでの過程によっても、サポートの方法や方向性が変わってくると言えるでしょう。

家庭ではどういう関わり方をすればよいのか

不登校になる原因は上記のように十人十色に存在します。ですが、基本的なお子さんとの関わり方としては「見守ること」になります。むりやり学校に行かせようとしたり、行かないことを責めたりすることは逆効果になってしまうことが多々あります。

「学校に行かないなら家事を手伝いなさい!」と言ってしまうのも、お子さんを傷つけてしまう可能性が高いでしょう。悪いことやダメなことをした場合は叱ることも必要ですが、不登校で引きこもりの状況に対しては、できる限り「焦らず・怒らず」を心がけることが大切です。

不登校の解決方法にはどういったものがあるのか

お子さんが不登校になったときは「なんとしても学校に行かせないと!」と躍起になってしまい、「ゴール=学校に行くこと」になっていないでしょうか

ディープレイスを始め、不登校支援を行う場合、目標は学校に行くことではありません。不登校になった本人が「楽しく安心して成果牛、自立すること」を目標として支援します。そのため、必ずしも通っていた学校に復帰することを目標としていません。

不登校になった原因、本人のしんどさ・つらさ・苦しさによってサポートの方法は変わります。不登校の原因が複数ある、お子さんの現在のしんどさ・つらさ・苦しさによっても方法は大きく変わります。

終わりに

不登校は何かしら原因があるものですが、多くのお子さん不登校の理由は「学校がしんどい、つらい、苦しいからいけない」という気持ちです。そのため「学校に行かない」ということをお子さんのSOSサインととらえ、お子さんのしんどさ・つらさ・苦しさに寄り添うだけでも素晴らしいサポートになると考えています。不登校=休息する・エネルギーを貯める時間と考え、見守っていただけたらと思います。

ただ、父母だけで不登校サポートをするのはいろいろな面で負担が大きいかと思います。そのような場合は

  • こども相談センターなど、相談機関に相談する
  • 不登校親の会に参加をしてみる
  • 不登校新聞などの体験談を読んでみる
  • 他の不登校のお子さんを持つ方の話を聞く
  • というような方法を取ってみてはいかがでしょうか?

もちろんディープレイスでも、不登校の方ご本人、保護者の方のご相談はいつでも受け付けておりますので、お気軽にお声がけくださいませ。